❄️ 寒中コンクリート施工の重要性

冬場のコンクリート施工では、低温による初期凍害のリスクが高まり、適切な施工管理が求められます。
特に、日平均気温が4℃以下になる環境では、コンクリートの硬化が遅れ、強度が十分に発現しない可能性があります。
1級土木施工管理技士の第二次検定では、こうした「寒中コンクリートの施工についての問題」が頻出!
✅ 本記事では、寒中コンクリートの施工上の注意点と過去問を徹底解説!
✅ 2級受験者にとっても、施工現場での実務に役立つ知識!
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✅ この記事を書いている人
所持資格 | 特記事項 |
---|---|
1級土木施工管理技士 | 一発合格(2級受験時も一発合格) |
1級造園施工管理技士 | 一発合格(2級受験時も一発合格) |
建設業経理士2級 | 一発合格 |
測量士補 etc | 一発合格 |
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📚 基礎知識:寒中コンクリートとは?

寒中コンクリートとは、日平均気温が4℃以下になる環境で打設されるコンクリートのことを指します。
低温下では、コンクリート内の水分が凍結し、膨張してひび割れ等が発生する恐れがあります。
🏗️ ここでちょっと無駄話

冬の現場でコンクリートを打設するとき、
「とりあえず毛布をかけとけば大丈夫!」
…なんて思っていませんか?
実はこれ、給熱養生の基本である断熱保温にはなるものの、それだけでは内部温度の均一化ができないため、局所的な凍害が発生することがあります。
適切な給熱管理が超重要!
📌 過去問に挑戦!(1級土木施工管理技士 第二次検定)

問題
日平均気温が4℃以下になることが予想される場合の寒中コンクリート施工に関して、次の2つの項目について、それぞれ1つずつ 記述しなさい。
- 初期凍害を防止するための施工上の留意点
- 給熱養生の留意点
📝 解説
項目 | 施工上の留意事項 |
---|---|
(1) 初期凍害を防止するための施工上の留意点 | - 寒冷時のコンクリート施工では、普通ポルトランドセメントや混合セメントBを使用する。 - AEコンクリートを採用し、凍害耐性を向上させる。 - コンクリートの打込み時の温度は、5~20℃の範囲を確保する。 |
(2) 給熱養生の留意点 | - シートや断熱材を併用し、外部の冷気の影響を軽減する。 - 給熱時には、コンクリート表面の水分蒸発を防ぐため、適切な湿潤状態を保つ。 - 局所的な過熱を防ぎ、均一に温度を分布させるように、熱源の配置を考慮する。 |
✅ まとめ

✅ 寒中コンクリートは、低温による初期凍害を防ぐことが重要!
✅ 施工時の温度管理(5~20℃)を徹底し、適切なセメント・AEコンクリートを採用する!
✅ 給熱養生では、温度の偏りをなくし、均一に温めるように管理する!
このポイントを押さえておけば、試験対策だけでなく、現場でも適切な寒中コンクリートの施工ができるようになります!
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