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【2級土木施工管理技士】ネットワーク式工程表の過去問を徹底解説!クリティカルパスや最早開始時刻について【第一次検定】

試験に頻出の「ネットワーク式工程表」を攻略しよう!

2級土木施工管理技士試験では、工程管理の問題として「ネットワーク式工程表」が出題されます。これは、工事の各工程の関係性を整理し、効率的な施工管理を行うために不可欠なツールです。

「どの作業が最も重要なのか?」「どこに余裕があるのか?」を把握することは、試験だけでなく実務でも大いに役立ちます。

この記事では、ネットワーク式工程表の基礎知識を押さえたうえで、実際の過去問を解説します。
試験対策として、しっかり学んでいきましょう!
1級受検者の方も、ネットワーク工程表の基礎の部分となりますので、ぜひご覧ください。

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✅ この記事を書いている人

所持資格特記事項
1級土木施工管理技士一発合格(2級受験時も一発合格)
1級造園施工管理技士一発合格(2級受験時も一発合格)
建設業経理士2級一発合格
測量士補一発合格

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✅ ネットワーク式工程表とは?

土木施工管理技士試験では、「ネットワーク式工程表」が出題されることがあります。

ネットワーク式工程表は、施工計画や工事管理において重要なツールであり、工事の流れや工程の関係性を可視化するために用いられます。

🔹 ネットワーク式工程表の特徴

  • 矢線で作業の順序を示し、全体の流れを表現する。
  • クリティカルパス(最長所要時間の経路)を特定することで、工期を把握できる。
  • フロート(余裕時間)を活用して、柔軟な工程管理が可能。

🔹 施工管理における活用方法

  • 施工計画の作成
  • 工程の最適化
  • リスク管理(遅延リスクの把握)
  • 現場の効率的な運営

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✅ 過去問(令和6年度 2級土木施工管理技士 第一次検定)

ネットワーク式工程表について、【イ】~【ニ】の組み合わせが正しいものを、以下の1~4から選べ。

  • 【イ】と【ロ】はクリティカルパス上の作業である。
  • 作業Hの最早開始時刻は【ハ】である。
  • 工程全体の工期は【ニ】である。

【イ】【ロ】【ハ】【ニ】
CF18日22日間
CF20日22日間
BE18日23日間
BE20日23日間

✅ 過去問解説



答えは、4です。

まずは、クリティカルパスのルートを求めます。
このネットワーク式工程表でのルートは、以下のパターンがあります。
⓪→①→③→⑤→⑥ 23日
⓪→①→③→④→⑤→⑥ 22日
⓪→①→④→⑤→⑥ 21日
⓪→①→②→⑥ 21日

クリティカルパスとは、作業日数が最も長いルートのことで、工事全体の工期になります。
つまり、本ネットワーク工程表のクリティカルパスは⓪→①→③→⑤→⑥の23日
クリティカルパス上の作業はA B E Hとなります。

最早開始時刻とは、作業を開始できる最も早い時刻のことですが、その作業開始前にすべての準備が完了していることが条件です。
なおかつ、その作業にたどり着くまでに複数のルートがある場合は、所要日数が一番長いルートの日数となります。

例えば、何かの柱の基礎工事の場合、穴も掘ってない、型枠も設置してないという状態では、コンクリートは打設できません。
コンクリートを打設する準備がすべて完了していて、打設作業の開始が可能となるまでの日数が、最早開始時刻となります。

さて、今回のネットワーク工程表の作業Hの最早開始時刻ですが、作業Hに到達する複数のルートがあります。

⓪→①→③→⑤ 20日
⓪→①→③→④→⑤ 19日
⓪→①→④→⑤ 18日
このルートの中で、所要日数が一番長いのは、⓪→①→③→⑤の20日なので、
作業Hの最早開始時刻は20日となります。


以上のことをまとめると、

  • クリティカルパスは⓪→①→③→⑤→⑥の23日
  • クリティカルパス上の作業はA B E H
  • 作業Hの最早開始時刻は20日

上記に当てはまる選択肢は4という事になります。

【イ】【ロ】【ハ】【ニ】
CF18日22日間
CF20日22日間
BE18日23日間
BE20日23日間

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✅ まとめ

  • クリティカルパスのルートを見つけるために、すべてのルートの日数を出す
  • その作業にたどり着くまでに複数のルートがある場合は、所要日数が一番長いルートの日数が最早開始時刻

以上の二つが分かれば本過去問の答えが出ます!

ネットワーク式工程表は、施工計画・管理に不可欠なツール!
クリティカルパスとフロートを理解すれば、工期短縮や工程管理に役立つ!
過去問を解いて実践力を養うことが重要!

一発合格を目指して頑張りましょう!

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